リーフチェックin大浦湾
今年9月から始まった「ちゅら海を守り、活かす海人の会」主催による4回目
のリーフチェックを大浦湾の4か所で実施しました。
今日は天気にも恵まれ、少ない参加人数にも関わらず手慣れたスタッフの
お陰で無事終了する事が出来ました。
大浦湾中の瀬 ハマサンゴの丘
ここは、パラオハマサンゴ、ユビエダハマサンゴが群集してる場所でこの夏
一部温暖化による海水温上昇で白化現象は起きてはいるものの被害は少
なく至って健全であった。
シャコガイ、スズメダイ、チョウチョウウオの仲間等多数確認
透明度 30m 水深7m~18m 水温26,6度
大浦湾の奥(二見集落近く) ユビエダハマサンゴ群集
ここは、湾の奥なので透明度は悪いがユビエダハマサンゴは白化現象の影
響は少なかったと感じられる。 只 ・・ クサビライシサンゴの仲間は白
化した後、元に戻りつつあるのも確認したが一部オニヒトデに食べられ白化
したのも確認できた。
僕の記憶では早くても12月の中旬以降から4月中旬頃迄の産卵しか記憶に
ないが、早くもコウイカの卵を発見した。
近くの川からの淡水が海水温を調整しているのだろうか?コウイカにとっては
ユビエダハマサンゴの群集は良い産卵場所なのかも知れない!!
透明度 5~7m 水深5~8m 水温 26,2度
沖の瀬 アオサンゴ群集
ここはアオサンゴの群集があったり、ユビエダハマサンゴの群集があったり
ミドリイシサンゴの仲間等多種多様ななサンゴが確認できた。
サンゴの白化現象はかなりあったと思われるが、元気に回復してる様子も
確認できた。
気になったのが、サンゴが黒くしていたので「サンゴの病気?」と水中で安部
さんに聞いたら海綿がサンゴを覆い尽くしているとの事だった。
ユビエダハマサンゴ、パラオハマサンゴも一部分、海綿に黒く覆い尽くされ死
滅していた。
全体的にはサンゴの健康状態は良かった。
透明度30m以上 水深8m~15m 水温26,5度
チリビシ ミドリイシ群集
カヌチャリゾートからすぐ近くにある陸から近い場所で、サンゴの生命力の凄
さを感じる。
100mの半分は、岩の根の上でサンゴは所狭しと生き延びようとサンゴ同士
喧嘩してるのが判る。
夏場、サンゴの白化は凄かったらしく目撃したスタッフによると元に戻らないの
ではないか?と思うぐらいであったそうだ。
自然保護団体の安部さんによると前回の調査でサンゴの被度が47%で今回
は41、3%で昨年より若干サンゴの被度は落ちてはいるが、白化したにも関
わらず5%の消失しかないそうである。
残り50mの半分は岩から少し落ち込みホンダワラが多かったがサンゴも前回
の調査では8%だったのが今回の調査で10%まで上がった。
大浦湾全体のサンゴの生息状況は凄く健康状態が良いことが分かった。
透明度 30m以上 水深2,5m~5m 水温26,6度
平安座島発 日の出と共に出港し夕日と共に帰港
スタッフの皆様 大変お疲れさまでした。(感謝)

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